レガシィのインタークーラーを交換する。


ここでは、レガシィのインタークーラー交換作業の様子を紹介しています。
レガシィはブローバイガスが多く、インタークーラー内部にもオイルが回ると聞いていたので、
そろそろ3万kmを超えインタークーラー内部の汚れが気になったいました。
世間ではこういうとき、GC8インプレッサSTi純正のインタークーラーに交換するようですが、
残念ながらそんな大金所持していない私としては、ヤフオクで激安出品されている
BH/BEレガシィ純正のインタークーラーをGETし、単に純正品を置き換えることとしました。
但し、ただ置き換えだけでは面白くないので、耐熱シルバーで塗装し、
更にSTiロゴを赤で塗装して「なんちゃってSTiインタークーラー」にしてみました。
本家STiインタークーラーにロゴを塗装した人は見かけますが、
インタークーラー本体から塗装したのは、滅多に居ないと思います。
(というか普通こんなこと考えない?)

既にネット上のレガシィユーザーHPでも交換作業を公開されているので、
今さらの感がありますが、一応私も交換記録としてここにアップしておきます。

尚、交換作業に際しては自己責任において実施してください。
本件に関し、ほっぽさんは如何なる責任も負いませんので悪しからず。。。



準備

BH/BE純正インタークーラー(ヤフオクで中古品をGET)
ガスケット3枚(詳細は以下の通り)
品 名 品 番   定価(購入時) 必要個数
ガスケット 21896AA050 \150 1
ガスケット 21896AA010 \340 2

PRSシリコンターボパイピング(ヤフオクで中古品をGET)
工具一式

今回は事前に中古の純正インタークーラーを入手し、以下の手順でリフレッシュ作業を実施しました。
1.内部を灯油とパーツクリーナーで洗浄した後、内部を乾燥。
2.パイピングも同様に洗浄し乾燥。
3.インタークーラーコアのフィン曲がり等を極力修正。
4.塗装部分をパーツクリーナーで洗浄。(油分除去のため)
5.耐熱シルバーにて全体を塗装(2回塗装)。
6.十分乾燥させた後、事前に用意したSTiロゴ切り抜き台紙を用い、赤スプレーで塗装。
※ 赤スプレーはホルツのトヨタ「スーパーレッドX」を使用
7.ガスケット、ボルト&ナット等を組みつけ、元通りする。

脱着作業

交換前のエンジンルーム

上の画像は交換前のエンジンルームです。なんとも殺風景です。^^;

インタークーラー拡大画像

これが今回交換するインタークーラーです。スバルターボの場合は冷却性より配管を短縮して圧力損失の低減を重視しているためか、エンジンルーム上に設置されています。フロントバンパー内にあるよりは交換作業は楽だと思っていましたが、ツインターボで配管も2つあるのでなかなか大変でした。

ブローオフバルブ配管の脱着

まずブローオフバルブにつながっているホースを脱着します。一番太いホースはウォーターポンププライヤーでクリップを緩めてから外します。他の2つは手で引き抜けます。

インタークーラー固定ボルトの脱着(右側)

助手席側の固定ボルトを外します。

プライマリタービン配管の脱着

プライマリタービンへの入口配管を脱着するため、ホースバンドを緩めます。マイナスドライバーがかろうじて入るので、ドライバーで緩めます。

左側の固定ボルトとホースバンドの脱着

セカンダリ側の固定ボルトを緩めます。と同時にソレノイドへつながるホースのバンドを開いてホースを外します。
ホースはもう1本あり(確か21番ホース)、このホースはバルクヘッドについている配管根元から外します。

ソレノイドへのホースの脱着

先ほどのホースは黄色枠にあるソレノイドBOXにつながっています。これは上の黄色枠にあるボルトを外して、金属製のガードを外すと引き抜けます。但し引き抜く前にバッテリーのマイナスを外しておきましょう。ソレノイドBOXがずっとシューシューとエアーを吸うそうです。(私は外したのでシューシューは一瞬でした)

インマニへのホースの脱着

インタークーラーからインマニへつながるホースを緩めるため、黄色枠のホースバンドを緩めます。赤枠の部分は私があとで追加したバンドなので、通常は2本です。

セカンダリタービン配管の脱着

セカンダリタービンへの配管を外すため、ホースバンドを緩めます。こちらの方が周囲に余裕があり、緩めるのも楽です。
ここまでの作業でインタークーラーは車体から分離されています。あとは車体から引き抜くだけです。
ここでの注意点は、まずインタークーラーを前後にゆすってインタークーラー〜インマニ間のホースを外し、次に前後と左右にゆすって2つのタービン配管を外し、最後は斜め後ろに引きあげるようにしてインタークーラー本体を外しました。
インタークーラー本体をキズつけないように慎重に作業することが必要です。

インタークーラーを脱着したあとのエンジンルーム

インタークーラーを外したエンジンルームです。殺風景ですね。
私はこの作業と一緒に、STiピッチングストッパーと追加アーシング作業を行いました。これはインタークーラーを外したときでないとできないので、同時に作業することをお奨めします。
尚、ホース等外した先はウェスやガムテープで異物が入らないようにフタをしておきましょう。

GT-B純正ブローオフとGT-VDC純正ブローオフの比較

上は中古インタークーラーに装着されていたGT−B純正ブローオフです。下は私のGT−VDC純正ブローオフです。容量自体もVDC用のが大きいですが、GT−Bが2つのホースを接続するのに対し、VDCは3つあります。
同じターボでもグレードによってパーツが違うなんて、流石スバルです。

なんちゃってSTiインタークーラー

今回装着する中古インタークーラー塗装品です。今回入手したインタークーラーは以下の点で私の純正品とは違っていました。あるレガシィユーザーさんからお聞きした情報では、フィンの目が細かいのがAT車用で、粗いのがMT車用だそうです。AT車用は冷却効率重視、MT車用は圧力損失重視の設計だとか。
正直インタークーラーまでATとMTで使い分けしているなんて驚きです。こういう拘りがスバルらしいと言えばらしいですね。

【相異点】
◆フィンのピッチが粗い(私の方が細かい)
◆配管を固定するステー等が直付けになっている(私のは別ステーをボルトで固定する方式)
◆製造メーカーがサンデン(私のはDENSO)
◆フィン周囲のカバー(画像の紺色塗装部分)がネジ止めで脱着可能(私のは脱着不可能)

今回、フィン周囲のカバーが脱着できたので、余っていたコスミックブルー(前車BG9の塗装色)の缶スプレーで塗装してみました。とてもカラフルです。^^;
画像にマウスを置くと、インタークーラー背面を見ることができます。裏側は逆文字のSTi塗装してみました。見えないところのオシャレです。^^;

インタークーラー比較

インタークーラーを列べて比較してみました。シルバーに塗装しただけですが、何かカラフルで嬉しいです。


装着作業&装着後

セカンダリタービン配管とインマニ配管

装着は脱着の逆でOKです。画像は既に装着完了した様子です。セカンダリとインマニのホースがシリコンに代わっています。

プライマリタービン配管

こちらは見難いですが、プライマリ側のシリコンホースです。

装着後のエンジンルーム

交換後のエンジンルームです。画像にマウスを置くと交換前の画像に切り替わります。

エンジンルーム内のインタークーラー拡大

交換後のエンジンルームを拡大してみましたです。こちらも画像にマウスを置くと交換前の画像に切り替わります。



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