何故ノアだったのか?


ここでは、ななさんが2003年3月に契約、4/4に納車されたトヨタノアについて、購入のいきさつを紹介しています。
文書ばかりなので見難いかもしれませんが、興味のある方は最後までお付き合いください。

◆何故買い換えたのか?◆
ななさんはノアの前にはダイハツムーヴに乗っていました。この車はターボだけあって走りは問題ないし、ドアも4枚あるので長女1人のときは使い勝手にも何ら問題なく、買い物からお出かけまで活躍していました。
しかし、次女を妊娠し、お腹が大きくなるにつれ、そして次女が産まれたあとにムーヴに子供二人連れて行動するには、ちょっと不便だなぁと思うようになりました。その背景にはななさんの実家(自宅と実家を往復する生活)の特殊な駐車場レイアウトへの対応という課題もあったわけです。
さて、その不便な駐車場というのがどういうものか、文書で説明したいと思います。

駐車場:奥行き10m×幅2.2m
この幅では軽カーといえども駐車場に入ってしまうと、片側からしか乗り降りできません。一般的な軽カーの幅が1475mm、駐車するには助手席側に100mm程度の隙間が必要です。ということは1575mm、残った幅は625mmしかありません。私自身の体の幅が450mmでしたから、私が普通に正面向いて歩いてギリギリです。(その時のすき間175mm)

このように片側からしか乗り降りできない状態で、チャイルドシート(CRS)に子供2人を乗せるのは困難です。例えば長女を助手席側後席に乗せるとして、長女を運転席側後ろから背伸びして乗せねばなりません。次は一度室内に戻って次女を抱っこして乗せます。このとき問題となるのが長女です。既に13kgオーバーな長女を運転席側から助手席側のCRSに乗せるのは、腰と腕に相当な負担がかかります。
だったら一度車を前に出して、両脇から乗せれば良いだろう?と考える方がいるかもしれません。私も最初そう考えました。しかし表通りは大型トラックも通過する結構交通量の多い道路であり、ここでモタモタするわけにはいきません。
ななさんが娘二人を乗せるために玄関と車を2往復し、更に車を前に出したり下げたりするのを、お出かけのたびに毎回実施するのでは大変だなぁと思ったわけです。

そんなことを夫婦で話しあっていたら、ムーヴ下取りに出して車買い換えた方がいいかもね、となったわけです。
しかしながら最初は普通車の中古か軽カーの1BOXタイプで考えていました。但しいずれも「スライドドア」であることを必須条件としました。それは上で示した駐車場幅の問題です。軽カーならヒンジドアでも乗り降りに支障はありませんでしたが、普通車となると軽カーより220mmも余分の幅があり、結果405mmの空きと私が真っ直ぐに通過できない幅しか残っていないのです。これがヒンジドアでは、ドアの開け閉めすらままなりません。というわけで普通車ならスライドドア必須、しかも5ナンバー幅限定、となったわけです。
また、もし軽カーにするとしても、子供二人では荷物も2倍、というわけでムーヴクラスでは荷物が載りきらない可能性が高いため、1BOXタイプ(アトレーやバモス)を検討することにしました。

さて、次に軽カーにするか普通車にするかで迷いました。しかしこれは比較的簡単に結論が出ました。
というのは今のことだけではなく、5年先、10年先のことを考えると、軽カーではきっと途中でまた買い換えになってしまうこと、家族ばかりでなく私やななさんの親も乗せる機会もあるので、3列シートの方が使い勝手が良いだろうと判断されたからです。

これら検討の結果、ムーヴ代替は
5ナンバーサイズの3列シートミニバンでスライドドア必須、というのが条件として決まったわけです。また、どうせ長く乗るなら中途半端なサイズより大きな方が良いということで、1BOX型のミニバンを検討することにしました。

さて、次に検討したのは中古車か新車か、という選択です。
当初はムーヴ下取り+100万円以内で考えていたので、必然的に中古車を考えていました。この時点で検討したのは以下の3車種でした。但し将来家族でスキー旅行に行くことを考慮し、
4WDを必須条件として追加しました。

1.トヨタ タウンエース/ライトエース ノア
2.トヨタ ハイエースレジアス/ツーリングハイエース
3.日産 セレナ

ななさんと中古車店を見て回ったところ、ノアはマイナー後が良い、ハイエースは大きすぎて難しい、セレナは両側スライドドアが便利、という絞り込みが出来てきました。そして、当地では予想されたように、
4WDの中古車はなかなか出て来ないということも判ってきました。
今中古車に出回っている車の多くは、スライドドアは片側という時代でしたので、こういう車を購入した場合には、実家駐車場には助手席側ではなく運転席側に寄せて駐車し、助手席から乗り降りする、ということまで考えました。
しかし今までが4枚ドアの車に乗っていて、突然3枚ドアになるというのは如何にも不便でだというのが想像できました。そうなると
中古車ならセレナがいいかなぁという結論になってきました。

次に、一応新車での検討もしてみました。新車だと完全に予算オーバーですが、何より自分の好きな車、仕様で買えること、何時でも買えること、でメリットありと判断したのです。ここで検討した新車は以下の通り。

1.トヨタ ノア
2.日産 セレナ
3.ホンダ ステップワゴン
4.ダイハツ アトレー7 or トヨタ スパーキー
5.トヨタ ラウム

値段的には4か5であれば負担は少なくて済みます。しかしながら4WDでフル装備にすると結構良い値段になってしまい、そこまで出すならもう1クラス上の車にした方が満足度が高い、と判断し、アトレー7とラウムは止めました。ラウムは5人乗りですが、スライドドアで取りまわし易いサイズでしたので、一応候補に挙げてみたわけです。でもFMC間近ということもあって、結局カタログもらっただけで脱落しました。

さて、1〜3の候補については実際にディーラーに出向き、試乗や商談もしました。その中で見えてきたことは、ステップワゴンが安い、使い勝手はノアが良い、ということです。ななさんはスライドドアが1枚しかないステップワゴンは、幾ら安くなっても購入意欲が湧かないということで脱落。最後はセレナとノアの一騎打ちになりましたが、ノアの方が支払額が安い(値引きはそこそこだったが、ムーヴ下取りが高かった)ということで一番気に入った車の方が安い、という結果になり、
これはもう買うしかないでしょう、という状況になり、結果購入に至ったというわけです。
この時、中古セレナと中古ノアとの比較も検討しましたが、結局一番使うななさんが新車ノアを気に入ったこと、中古セレナや中古ノアより使い勝手に優れることから、新車の方が長く乗れるだろうと判断し、中古車は止めることになりました。

さて、ここまで検討してきて気がつかれた方が居るかもしれません。それは何故ヴォクシーを選択しなかったか、という点です。以下この点についてコメントしておきます。一言で言えば、ヴォクシーは若作りであり、我々が今買って10年乗るにはチョット、、、という判断からです。
また、シート色がスポーティな暗い色しかない点、グレード展開の中で、ノアと似たようなグレードだとHIDが選択できない、ということもマイナスポイントでした。ヴォクシーはファミリー向けというより20代独身男性をターゲットにしたような作りだったので、ファミリーをターゲットにしたノアの方が良いだろうということで、ヴォクシーは最初から購入対象にはなりませんでした。

最後に、1〜3の3車種を比較してわが家がノアに決めたポイントを整理しておきます。
1) わが家にマッチングしたシートアレンジができる(8人乗りながら、2列目シートの中央部が折りたためることで通路となり、スライドドアや1列目から3列目まで車内移動可能な点)。
※ マルチ回転シートを選択した場合

2) 1)のアレンジから、2列目左右にCRS2脚設置しても、スライドドアから3列目に乗車できる(2列目がベンチシートだと、一度1方のCRSを脱着しないと3列目に乗車できない、CRSをキチンと固定するのはコツが必要なだけに、できればCRSは動かしたくないため)

3) エンジン音が静かで車内が1番静かだった。

4) カタログ燃費が1番良かった(維持費は少しでも安い方が良い)。

5) シートがしっかりしていて、2列目、3列目も大人がキチンと座れる。

6) 両側スライドドアである。

7) 3車種の中では4WD性能が高い。また唯一VSCとTRCがOP装着できる。

8) 3車種の中では一番新しいモデルである。

結局、一番理想に近い車を一番良い形(新車)で購入することができ、支払いの問題はあるものの、買った今となってはこの選択で良かったと思っています。
特にCRSを常用する子供さんが2人以上居る家族なら、ノアは満足度の高い車だと思います。



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