準備
リアスピーカー(16cmサイズのトレードイン)
16cmサイズ、トヨタ車用取付けキット(カロッツェリア品番:UD−K103、エーモンのMDFボード:2282など)
工具
ここでのポイントは、16cmスピーカー取り付けキットでは無改造で装着できない、ということです。まず取り付けボードの穴が1箇所合いません。またスピーカー端子も合いません。
穴1箇所が合わないのは適当な汎用ステーを使えば取り付け可能ですし、端子が合わないのは一般的なギボシ端子に変えれば装着できます。つまりこれらの加工がこなせるスキルが無いとDIY交換は出来ないというわけです。
尚、端子改造の問題は、カロッツェリアが発売しているK−105というトヨタ車用17cm取り付けボードを購入すれば、端子だけ使うことができます。3000円もするのでお薦めはしませんが、もしどうしても改造できないというなら、リアスピーカー用には取り付けキット2つを、それぞれ一部ずつ使う、という方法もあります。
私はMDFだけ購入し、コネクターは圧着端子を使って自作しました。 |
リア内装パネル脱着作業

まず、サードシートのスライドレバー上部のプラスチック部品を外します。これはマイナスドライバー等でツメを広げてやれば引き抜けます。画像にマウスを置くと、外した画像に切り替わります。

次は側面内装パネル脱着の準備です。まずリアショックアブソーバーの上部カバーを脱着します。これはツメではまっているだけなので、力を入れて引き抜けば外れます。これも画像にマウスを置くと、脱着後の画像に切り替わります。

次はサードシート脱着の為、取り付けナット上部カバー2箇所を脱着します。これも力を入れて引き抜けば外れます。マウスを置くと脱着後の画像になります。

全部で3箇所のカバーを外すと、サードシートを撤去します。この際、前後2本のうち1本はすき間もなく、工具が入らないと思いますが、サードシートをスライドさせれば、どちらも容易に脱着できます。これは事前にあるサイトで情報を得ていたため、悩まずに済みました。
画像はサードシート脱着後のものです。
次はいよいよ内装パネル自体の脱着です。まずリアゲート脇にあるフックと大きめのクリップ?を外します。

クリップを拡大してみました。上が上部を引っ張ってロックを外した状態。下が通常車体に装着されている状態です。多角形をした上部だけを引っ張れば、簡単に外れます。(但しちょっと硬いかもしれません)

次はゲート脇、下部の荷物フックの脱着です。これは黄色枠の部分を引っ張ると、中からボルトが出てくるので、これを外せば脱着できます。画像にマウスを置くと、ボルトが出た状態の画像に切り替わります。

画像は内装パネル脱着後です。やっとスピーカーと御対面です。内装パネルを外す前に、サードシート、セカンドシートのシートベルトアンカーボルトも脱着しておく必要があります。白い物体はリアクーラーだそうです。
スピーカーは3箇所、ビスで留められています。黄色枠の部分です。

こちらは助手席側です。既にスピーカーは撤去しました。黄色枠の部分がシートベルトアンカーボルトになります。画像では留めてありますが、内装パネルを外す時にはこのボルトも外します。

これは運転席側の内装パネル裏側です。枠で囲まれた部分がパネルを留めている部分になります。大きなパネルだけに留めている箇所も多いです。
黄色枠11箇所・・・
赤枠3箇所・・・プラスチックビス
水色枠1箇所・・・金属ビス
緑枠2箇所・・・フックと多角形フック
ピンク枠1箇所・・・セカンドシートベルトアンカー

こちらは助手席側です。留めている箇所は上の画像と同じですが、黄色枠の部分はカーゴルームランプのコネクターです。パネルを外す前にこのコネクターを脱着しておかないと、コネクターが破損するので注意しましょう。
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デッドニング
ここでは、リア内装パネル脱着のついでに、吸音マットを使ってデッドニングしたので、その様子を紹介します。

既にスピーカーが装着されていますが、ヤフオクでGETした吸音材(セルシオやベンツも使っているらしい、というふれ込み)を適当にはさみで切って空いているスペースに突っ込みました。リアパネルの構造上、制振シート貼り付けなんて意味が無いと思われたので、ガラガラの空間に吸音材だけ詰めてお終いです。

こちらは運転席側です。白いユニットはリアクーラーユニットです。助手席側と同じように適当に突っ込んでいます。吸音材を買いすぎて余ってしまったので、タイヤハウスにも貼り付けてみました。タイヤハウス内からのロードノイズ低減に効果あればと思っています。
尚、吸音材の貼り付けには黄色いボンド(通称G17)を使いました。これでしっかり貼り付きます。ポイントは鉄板の方にボンドを塗布することでしょう。
この吸音材を使う注意点としては、要するに細かい線維屑を固めたような素材なので、はさみで切っていると粉立ちが凄いです。間違っても車内でチョキチョキしない方が良いでしょう。
注意点としては、リアクーラーユニットの空気取り入れ口付近は塞がないようにすることですね。
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リアスピーカーの取り付け
以上が下準備です。いよいよリアスピーカーの交換です。これも事前にあるサイトで16cmスピーカーが取り付け可能なこと、取り付け枠は1箇所改造が必要なこと、は判っていたので、該当するスピーカーと取り付け枠を準備しました。枠はプラスチックの枠もMDFのオーディオボードも値段的に同じだったので、少しでも良い音になればと後者を選択しました。

今回使用したのはKENWOODの16cmセパレートタイプのスピーカーでSV1620という品番のものです。型遅れの商品をヤフオクで格安でGETしました。装着するキットはAODEAのMDFです。本来はフロントスピーカー用ですが、リアスピーカー取り付け部が余りにもしょぼいので、敢えてMDFを使ってみました。

とりあえずMDFを仮設置したところです。事前情報通り、下部が15mmほど足りません。

というわけでDIYSHOPで適当なステーを探し、加工することにしました。上の画像は購入直後、マウスを置くと加工後の画像になります。

車両側コネクターも合わないので、当然自作です。上の画像は加工前、マウスを置くと加工後の画像になります。

加工に使ったコードは上の画像のものです。これはKENWOODスピーカーに標準添付されてきたコネクターを加工したものです。マウスを置くと加工後の画像になります。

無事ステーを介して固定することができました。

デッドニングでも見た画像ですが、一応こんな感じで完成しました。

ツィーターは画像の位置に両面テープで固定しました。粘着力を増すために、貼り付け前にブレーキクリーナーで脱脂しました。マウスを置くと反対側のツィーターが見られます。

ツィーター左右はこんな感じに装着されています。適当に目検討で貼り付けた割りには、ほぼ左右同じ高さで良かったです。
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