ノアのフロントスピーカー交換&デッドニング


ここでは、ノアのフロントスピーカーを交換し、更にデッドニングした作業を紹介しています。
リアスピーカーに比較するとフロントの交換は簡単でした。
折角DIYで交換するので、以前からやってみたかったデッドニングも施工してみました。

尚、交換作業に際しては自己責任において実施してください。
本件に関し、ほっぽさんは如何なる責任も負いませんので悪しからず。。。



準備

フロントスピーカー(17cmサイズのトレードイン)
17cmサイズ、トヨタ車用取付けキット(カロッツェリア品番:UD−K105)
工具

ここでのポイントは、特にありません。17cmサイズまでのスピーカーは入りますし、それを取り付けるキットも販売されています。これらを間違いなく準備すれば交換は容易です。

KENWOODスピーカーと取り付けキット
今回用意したのはKENWOODのSV1710という17cmセパレートのスピーカーです。別にKENWOODファンではないのですが、地元ディスカウントSHOPで在庫処分安売りしていたものです。
取り付けキットはパイオニアのものを使いました。

簡易デッドニングキット
デッドニング初心者には何をどのくらい用意すれば良いのか皆目検討がつかなかったので、キットものを購入しました。
これは東京防音という会社の簡易デッドニングキットです。

簡易デッドニングキット、内容物
内容物は画像の通りです。Dynamat、防音テープ、制振シート、密着ローラーの4点で構成されています。
ただ、これではドアのサービスホールを埋めることはできません。よって別途制振シートを追加購入しました。
追加購入したのは、エーモン工業の2173、制振シートスタンダードを3枚使いました。

フロントドア内装パネル脱着&デッドニング&スピーカー取り付け作業

内装固定ビスの脱着、その1
フロントドアの内装パネルは2箇所のビスで固定されています。上の画像はうち1箇所の場所です。

内装固定ビスの脱着、その2
もう1箇所はドアノブ内側にあります。メクラ蓋があるので、これをマイナスドライバー等で引き上げでビスが見えるようにすれば脱着できます。

フロントドア内装脱着の様子
2箇所のビスが取れたら、あとは内装はがしや隙間に指を入れてゆっくり手前に引くとパネルがバキバキを音を立てて外れます。最後は少し上に引き上げれば完全に脱着できます。
その前に、Aピラー脇の黒いカバーを外しておきましょう。これは3箇所で留まっているだけなので手前に引っ張れば脱着できます。
画像の上にマウスを置くと、脱着後の様子がご覧になれます。

外した内装パネル、裏側より
外した内装パネルの裏側です。黄色枠の部分が固定ビスです。

純正スピーカー
純正スピーカーです。メーカーは富士通TENで中国製でした。ちなみにリアはパイオニア製と、何のポリシーも無いようです。^^;
固定は黄色枠のリベット3箇所です。


リベット
リベット止めなので純正スピーカーを脱着するには、リベットを破壊する必要があります。作業のコツはを以下に記載します。
1.マイナスドライバー等でカサの部分をめくり上げる。
2.ニッパーをすき間に突っ込み、左右に振りながらすき間を空けていく。
3.リベットが段々柔らかくなるので、左右への振り幅を増やす。するとパキンとカサ部分が折れる。
4.プラスの貫通ドライバーとハンマーで。残った先端部をドア内部に落としてしまう。
5.ドア内部に落ちた先端部を拾う。
リベットの頭が折れると上の画像のようになります。

フロントスピーカーデッドニング中
次はデッドニングです。制振シートをスピーカー裏に貼り付けます。次に吸音シートを適当な大きさに切って、制振シートの上から貼り付けます。
画像の上にマウスを置くと、吸音シートを貼り付けた状態を見ることができます。

ダイナマット貼り付け
次はダイナマットをスピーカー周囲に貼り付けます。適当な大きさに切って貼り付け、スピーカーホールの部分はカッターで切り抜きます。


続いては内装パネルに鉛防音シートを貼り付けます。適当な大きさに切り、パネルあちこちに貼り付けます。私は全体的に適当に貼り付けました。

取り付け枠の加工
スピーカー取り付け枠も加工します。折角ここまでやったのに枠がタダのプラスチックではいけません。私は振動防止に余ったダイナマットを画像の様に貼り付けました。

ツィーター取り付け
ツィーターはAピラー脇のカバーに固定しました。ここは両面テープではなく、ドリルで穴あけしてビスで固定しました。画像の上にマウスを置くと、裏側の画像がご覧になれます。
ちなみにこのツィーターの場合、固定は3mm×2箇所、配線通しに8mm×1箇所の穴あけしました。


これはスピーカーユニット装着後の画像です。この時点ではまだサービスホールは大きな穴を空けています。


こちらはツィーター設置場所の様子です。なかなか良い位置に設置できたと思います。

デッドニング作業追加

後日デッドニングの追加作業を行いました。具体的にはドアのサービスホールを制振シートで塞いでしまうというものです。
まずドア内装パネルを脱着し、雨水防止のビニールシートを途中まで外します。通常は穴を塞いでしまうとこのビニールは撤去してしまうことが殆どなのですが、私は撤去したあとのブチルテープ(黒い粘着剤)を奇麗に撤去するのが面倒だったので、制振シート貼り付け後、再びビニールを被せてしまいました。よって途中で止めたというわけです。
新聞用紙で型取りし、ボンネット上で太陽熱で柔らかくなったシートをハサミで裁断し、裏面を剥がして貼り付けます。
画像にマウスを置くと、施工途中の画像を見ることができます。
ここでのポイントは、制振シートを熱で柔らかくし、裁断&貼り付けしやすくする、ということです。冬場はこの方法が使えないのでドライヤー等で暖める必要があると思います。

助手席側ドア、作業後
デッドニング完成後です。以前購入しておいたブチルテープを制振シート上に薄く貼り、その上からビニールシートを貼り付けました。

ドアロック部分の処理
これはドアロック不分の拡大画像です。コルゲートチューブで囲み、制振シートに切れ目を入れて、ロック&アンロックがキチンと動作するようにしました。この作業も定番です。

運転席側ドア、作業中
運転席側も同様に作業します。先に助手席を作業したためか、こちらの方が慣れて奇麗に作業できました。
画像にマウスを置くと施工途中の画像を見ることができます。

運転席側ドア、作業後
運転席側の作業完了の様子です。

さて、ここで一応完成です。
実際に音楽を聞いてみると、もう感動物です。以前の純正スピーカーがただ音が出ているだけだとすれば、今回の一連の作業で音響空間に変わったという感じです。低音から高音まで奇麗に出てくるし、それでいて変な振動やそれに付随する音は全く感じられなくて、我ながら素晴らしい出来ばえに感動しています。
DIY作業だったため、時間は必要だったけどお金は材料費くらいしかかからず、格安で良い音が出るようになって、大満足です。この組合せであれば、サブウーハーは不要という感じです。
そのうちDVDビデオでも見たら、きっと映画館みたいな感じになるのではないか?と楽しみにしています。^^)


表紙に戻る
レガピーチューン日記に戻る