準備 フロアジャッキ(車載ジャッキでも問題なし) ブレーキパーツクリーナー ハンマー 14mm、17mmのメガネレンチ トルクレンチ一式 クロスレンチ マイナスドライバー CRC556 バイス(ブレーキキャリパー押し戻し用) 勿論ローター2枚 ![]() 今回の作業に使用した工具はこれだけです。ちょっと特殊な工具としてはトルクレンチくらいでしょうか。 |
作業 交換作業の解説はレガシィのフロントブレーキローターを交換する。のページで詳しく解説しているので、今回は16インチ化とPCDチェンジャー装着の様子について紹介してみます。 私がPCDチェンジャーにより15インチスタッドレスを履こうと考えた理由は以下の通りです。 1)スタッドレスに扁平タイヤは要らない。むしろ轍の乗り越えなどを考慮すると、サイドの厚いタイヤが良い。 2)扁平タイヤに求められる特性は私がスタッドレスに要求しない性能である。 3)扁平スタッドレスは高い。その割りに雪道、凍結路性能においては価格なりの性能的優位性は無い。 4)195/65R15というサイズは最も市場に出回っているサイズであり、割安な価格で購入できる。 5)しかしローターを大径化することで、絶対的なブレーキ性能のアップが狙える。 要は、夏の走りと冬場の雪道走行を両立させるために考えた手法なのです。 そして今回は15mm厚のPCDチェンジャーと5mmのスペーサーにより20mmワイドトレッド化したわけですが、これを採用した理由は以下の通りです。 1)私の使っているスタッドレス用は10穴であり、ワイドトレッドスペーサーに必要な純正ハブボルトの逃げが無い。 2)10穴ということは114.3mmのPCDでも装着可能である。一方10穴ということは、100と114.3の間隔は等間隔であると予想される。 3)同様にPCDチェンジャーなるものも、100用の穴と114.3用のボルト間隔は等間隔と思われる。 4)つまり、純正ハブボルトの逃げを10穴ホイールのPCD100で使う穴で逃がすことができる。 というものです。そして20mmではなく15mmのスペーサーを購入したのは、単にヤフオクで15mmサイズが安かったからに過ぎません。結果として15mmでは足りず20mmになりましたが、5mmのスペーサーが使えたのはラッキーでした。 ![]() いきなりですが、15インチローターと16インチローターの比較です。 15インチは277mmで厚み22mm、16インチは294mmで厚み24mmでした。 青いローターの方が外径が大きいことが分かります。 ![]() 15インチローターとホイールの隙間はこんな感じです。 ![]() これが16インチなるとこの違いです。キャリパーとホイールの隙間は殆どありませんが、間違いなく接触もしていません。 ![]() ローターとPCDチェンジャーを装着した様子です。画像中央にある銀色のものがPCDチェンジャーになります。 ![]() PCDチェンジャーを拡大するとこんな感じです。純正ハブボルトはちょっとだけ出ています。 純正ハブボルトに固定するナットはローレット加工なるものが施された特殊ナットでした。 ![]() 上から見るとこんな感じでした。純正ハブボルトの頭が出ています。これの逃がしのため、ワイドトレッドスペーサーではなく、PCDチェンジャーが必要なのでした。 ![]() 15mmではキャリパーがホイールに接触してしまったので、急遽5mmのスペーサーも導入しました。 ![]() 装着前後のフロントタイヤのはみ出し具合です。画像の上にマウスを置くと、交換後の様子に切り替わります。 |